【理系学生必見】理系科目でも受けられる文系学部をご紹介します!
大学受験といえば「文系か理系か」を最初に決めなければならない――そう思っていませんか?
「国語や社会が苦手だから理系を選んだ」「理系科目は得意だけれど、実は文系にも興味がある」
そんな高校生は多いはずです。
でも実は――
理系科目を中心に受験できる文系学部が存在するんです!
前回の記事では「文系科目でも受けられる理系学部」を紹介しました。
今回はその逆、理系科目でチャレンジできる文系学部を取り上げます。
「文系に興味はあるけど国語や社会はちょっと不安…」
「理系クラスに所属しているけど、進学先は文系も気になる」
そんなあなたにぴったりの内容です。ぜひ最後までご覧ください!

目次
はじめに
⚠情報をチェックする上での重要注意点⚠
この記事では最新の公開情報を基にまとめていますが、大学入試の方式や科目は毎年変更される可能性があります。
特に2026年度入試については、まだ詳細を発表していない大学がほとんどです。
そのため、必ず各大学の公式サイトで最新の「入学者選抜要項」や「募集要項」を確認してください。
理系でも文系学部を受験できる理由とは?
「文系学部=文系科目オンリー」というイメージがありますよね。しかし、実際には理系科目で受験できる文系学部も増えています。
その背景には、いくつかの理由があります。
・大学はさまざまな学生を求めている
学部ごとに幅広い知識やスキルを持った学生を受け入れたい大学は、理系の強みを持つ人も歓迎しています。
例えば、データ分析や論理的思考が得意な人は文系学部でも力を発揮できます。
・文系の学問でも理系の手法が活用されている
経済学や心理学、教育学などでは、統計やデータ分析、実験といった理系的な方法を使うことが増えています。
そのため、数学や理科が得意な学生が有利になる場面も多くあります。
・理系の視点は実社会でも役立つ
文系の学問で学んだことを仕事や研究に活かすときにも、数字を読み解く力や論理的な考え方は重要です。
このように、理系と文系の境界は以前よりずっとあいまいになってきています。
「文系学部=文系科目だけ」という考えは、もう当てはまらないのです。
さらに、多くの私立大学では文系学部入試に「国語・英語・社会または数学」の3科目が課されることがあります。
ここで理系学生の強みが生きます。数学が得意であれば、社会の代わりに数学を選択することで入試で力を発揮できるでしょう。そして、合格のチャンスを広げられます!

理系でも受けられる文系学部をご紹介!
まず押さえておきたいポイントがあります。それは、多くの文系学部入試では数学を選択できる場合があるということです。
理系学生にとって数学は得点源であり、入試でも大きなアドバンテージになります!
ここからは、数学を活かせる文系学部と、それぞれの特徴を見ていきましょう。
経済学部・経営学部
- 代表的な大学:東京理科大学(経営学部)、立教大学(経済学部・経営学部)、明治大学(商学部・経営学部)
- 理系の強みを活かせるポイント:統計やデータ分析、数理モデルを扱う科目で力を発揮できます
- 向いている人:数学が得意で、数字や論理を使った分析が好きな人
文学部・心理学部
- 代表的な大学:立教大学、明治大学、中央大学(文学部心理学科)
- 理系の強みを活かせるポイント:心理学の実験データやアンケート結果を統計的に分析し、人の行動や心理を理解できます
- 向いている人:実験やデータ分析を通して人の行動や心理を理解したい人
社会学部・政治経済学部
- 代表的な大学:明治大学(政治経済学部)、法政大学(社会学部・国際文化学部)、青山学院大学(経済学部・国際政治経済学部)
- 理系の強みを活かせるポイント:統計や調査データを用いて社会現象や国際問題を分析できます
- 向いている人:社会現象や国際問題を、数字やデータを使って論理的に考察したい人
教育学部
- 代表的な大学:立教大学(文学部教育学科)、明治大学(教育系学科)、津田塾大学(学芸学部教育学科)
- 理系の強みを活かせるポイント:教育心理学の実験結果や学習データを分析し、教育方法や学習支援の改善に活かせます
- 向いている人:子どもの学びや教育現場の改善に、論理的・分析的思考を役立てたい人

理系で受けられる大学をご紹介!
では、具体的にいくつか理系学生(特に数学が得意な方)におすすめな大学と学部を見てみましょう。
(パスナビ、大学公式サイト参照)
早稲田大学人間科学部/数学選抜
入試形式:共通テスト(5教科6科目) +数学
文理融合系のなかで、代表的なのが早稲田大学人間科学部です。
文系科目でも受けられる理系学部の紹介記事でも取り上げましたが、入試形態が多くあるため、自分に合った入試方式を選択できます。
数学が得意な人は、この数学選抜型がおすすめです!
慶應義塾大学総合政策学部
入試形式:英語/数学/情報(1科目選択)・小論文
慶應義塾大学でも、英語・数学または数学のみで受験できる方式があります。
ただ、小論文があることに注意しましょう。
小論文と聞いて身構えるかもしれませんが、実は理系学生にとっては解きやすい可能性があります!
なぜなら、論理的思考力や分析力が問われる問題が多く、理系脳を必要とするからです。
しっかりと対策をすれば得点も取れるようになるでしょう!
青山学院大学経済学部/個別B方式
入試形式:英語・数学
英語と数学のみで受験できるため、国語が苦手な方にもぴったりです!
法政大学経営学部/英語外部利用
入試形式:英検+数学/国語(1科目選択)
こちらは英検資格を保有していれば、数学のみで受験できます。
また、経営学部に限らず、法政大学では全ての文系学部で数学を受験科目として選択することができます!
一橋大学経済学部/後期
入試形式:共通テスト(6教科7科目)+英語・数学
国立を受験したい場合、数学の強みを活かせるのが一橋大学の経済学部です。
共通テストで地歴・公民から1科目選択する必要がありますが、2次試験の比率が80%なので、配点の高い数学で点数を獲得できれば十分に合格する可能性はあります!
※入試科目や選択科目の詳細は大学によって異なります。必ず公式サイトの「入学者選抜要項」を確認してください。
理系が文系学部を選ぶメリットとは?
理系の強みを活かせる文系学部も増えており、戦略的に選ぶことで学びやキャリアに大きなメリットがあります。
ここでは、理系学生が文系学部を選ぶことで得られる代表的なメリットを紹介します。
文系学部ならではの学びの幅が広がる
文系学部では、経済・心理・社会・教育など、幅広い分野を学ぶことができます。
理系学生は数学やデータ分析のスキルを活かすことで、文系の学びをより深く理解でき、
学びの「幅」と「深さ」を同時に得られる点が大きなメリットです。
例えば、心理学や教育学で統計分析を行ったり、経済学で数理モデルを活用するなど、文系の専門性と理系スキルを融合できます。
就職に強くなる
文系学部では、プレゼンテーションや文章表現、グループディスカッションなど、
コミュニケーション力や企画力が磨かれます。
理系学生はここに、数学やデータ分析といった専門的な論理的思考力を組み合わせることで、企業から高く評価される独自のスキルセットを手に入れることができます。
特にデータ活用やIT関連の職種では、文系の知識と理系スキルの両方を活かすことが可能です。
文理融合型のキャリアを描ける
文系学部で得た幅広い知識をベースに、理系スキルを加えることで、文理融合型のキャリアを実現できます。
例として、「情報×経済」「環境×政策」「医療×ビジネス」など、複数分野を横断する仕事や研究にも挑戦可能です。
将来的に大学院進学や海外留学など、新しい挑戦にも柔軟に対応できる点も大きなメリットです。

受験時の注意点
理系学生が文系学部を選ぶ場合、多くのメリットがありますが、受験・進学の際にはいくつか注意しておくべきポイントがあります。
①入学後の学習内容を確認
文系学部でも、経済学や心理学、教育学など一部の分野では統計やデータ分析といった理系的手法を活かせる場面があります。
理系学生は数学や分析のスキルが強みになりますが、どの分野・学科でそのスキルを活かせるかは学部ごとに異なります。
入学後に自分の強みを十分に活かせるかどうか、学習内容やカリキュラムを事前に確認することが大切です。
② 最新情報を常にチェックする
入試科目や選抜方法は大学・学部ごとに更新される可能性があります。
受験を考えている大学の公式サイトで、「入学者選抜要項」や「募集要項」を定期的に確認しましょう。
パスナビ公式サイト👉https://passnavi.obunsha.co.jp
まとめ
今回は、理系学生でも受験できる文系学部や、数学を活かした受験戦略などを紹介しました。
文系・理系にとらわれず、「何を学びたいか」「将来どんな自分でいたいか」を考えながら進路を選ぶことが大切です。
武田塾では学習面でのサポートだけでなく、進路選択など、どんな悩みにも徹底的に寄り添いサポートします!
いつでもお気軽にお問い合わせください。
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